vintage heritage
香りを届けることに、変わりはない。
僕は、呑助だ。いや、お喋りが好きなのだ。
だから、冗舌になる潤滑油を流し込む。
ゴクゴクと、刻一刻、濃く濃くと。
その右手に光るビンは、何かに操られたかのように、
一生その役目を果たし続けるんだと、意気込んでいる。
と、思ってた。このキャンドルと出会うまでは。
アップサイクル、と言うらしい。
これまで持ち合わせていなかったチカラを付与され、
次のサイクルへリープするらしい。NOTリサイクル。
ビンの面影もなく、あらま?!
陽な気分にしてくれるキャンドル容器に。
しかしながら、包み込むエレメントが変わっても、
こころ動かすという役目は変わらないんだな。
そのにほひに包まれながら、
お喋りの嗜み方に品格が灯る、僕なのでした。