monolog
ピストル

抜かない流儀

アンタはアンタなりのやり方で挑めばいいさ

寄ってらっしゃい、味てらっしゃい。
よぉ、そこの若ぇ方、とりま、俺の言うこと聞いとくれ。
ここに刺したるは、一見何の変哲もないお肉。
だがその一端から頬張れば、
あまりの旨さに、ため息が聞こえるとか、聞こえないとか。
こだわりの良質食材が、大将の入念な仕込みもあって、
瞬く間に五感を撃ち抜くもんだから、気付いた時にゃぁ遅ぇ訳。
そりゃもう、次元が違うってのよ。
なかでもゴマ塩炙りレバー串はピカイチで、何度でも挑みたくなる代物だぁ。
片手に焼鳥、唇に地の酒、背中に駅、って知らねぇだろうけど、
今夜もひとり、心打たれてること間違いなしよ。